・村尾 里奈
<略歴>
1975年愛知県出身。1998年米国アルフレッド大学アート&デザイン学部卒業後、2002年東京芸大大学院美術研究科彫刻専攻終了。現在同大学院彫刻科博士課程に在籍。
<作家コメント>
彫刻とは空間を扱うことでもあり、見る者の身体の感覚と彫刻の配置を含めた空間の関係性は無視できないものであり、制作の興味はそれに尽きるといっても過言ではない。今回の企画展では、初のステンレスによる野外作品で、「いかに敷地の特色を活かした空間の構図を考え、そこに人間の存在を感じさせるか」を課題とした。他、普段のライフワークでは、素材やその表面処理などで新たな表現方法はないかと模索している。今回出展の小品「沈着と移行」では表面に“黒染め”の手法を用いている
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