<作家コメント>
人と社会の関わりという観点から、閉塞感で満ちあふれた現代というものを考えた。「Imperfect Body」は、自らを縛りもがいている現代の人々を、また“2人のかご”という意味の「Cage
For Two」は、人が入れそうな形を造りだすことで、現代社会における“束縛”や“制約”ということを意識した。
METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI(光の谷)は、北総出身であり生年もほぼ一緒でありながら、伝統を重んじた「香取秀真」と革新を唱えた「津田信夫」、2人の対照的な鋳金作家の作品と、大正から昭和にかけて、香取・津田両名に影響を受けた金属工芸作家の作品を主に展示する美術館。
さらに、現代の意欲ある金属彫刻作家の紹介と支援を意図し、屋内と野外の展示場を提供している。